CVD [Cardiovascular Disease] CVDの日本人のエビデンス集まる

BMI 肥満症とメタボリックシンドロームを科学する

レクチャーミーティングコメント

伊藤 裕先生
慶應義塾大学医学部
内科学講座教授

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肥満と高血圧


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メタボリックドミノにおける肥満の位置付け

メタボリックシンドロームの発症から心血管イベント発症までの流れを捉えるために、以前よりメタボリックドミノという概念を提唱してきた。メタボリックドミノの概念は、生活習慣の乱れから肥満、インスリン抵抗性とドミノの駒が倒れ、まず、高血圧や高脂血症が発症し、さらに連鎖的に駒が倒されて糖尿病の発症となっていくというものである。

専門医からの提言

肥満例では血中アンジオテンシノーゲンが高値を示し、RA系の亢進が認められる。肥満例で血圧が上昇する理由はこのRA系亢進にあるといえる。糖尿病が発症する段階では、すでに多くの駒が倒れ、オレンジ色で示した「動脈硬化」もかなり進行している。CASE-Jで示された糖尿病新規発症抑制効果は、肥満になるにしたがってRA系の寄与がおおきくなることを示している。また、肥満例におけるブロプレスの全死亡抑制効果は、糖尿病の発症抑制と関連している可能性がある。
メタボリックシンドロームが発症する前の、肥満高血圧の段階からブロプレスを投与することで、その後に発症する糖尿病や心血管イベントを抑制することが期待される。

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