「高血圧を伴う高齢者肥満の治療ポイント」
今回のCASE-Jで興味深い点は、カンデサルタン(ブロプレス)が肥満を伴う高血圧症例において総死亡率を抑制した点と、3年間の前向き調査で非糖尿病者の糖尿病発症率がアムロジピン投与群に比べブロプレス投与群において有意に抑制された点である。
高齢者肥満ではエネルギー消費量の低下のため、蓄積した内臓脂肪が落ちにくくなり、インスリン抵抗性が生じやすい。過度なダイエットは老後の楽しみの喪失にもなる。そんな老後の対策としてブロプレスは期待される。
ブロプレスでは肥満症に対する臓器保護作用とインスリンの抵抗性を改善する作用が報告されていることより、加齢に伴うメタボリックシンドロームの予防に優れた薬剤と思われる。